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大仏師 江場 琳黌と、門人の作品でつづる初の展覧会!      

一門が誇る現代の仏師による代表作品と最新作、約40点を出品

伎芸天(1987)
H118×W52×D37
江場 琳黌
恵比寿(2006
H28×W22×D18
江場 琳黌
稚児大師(2009)
H52×W45×D32
江場 琳黌
多聞天(1997)
H82×W33×D28
江場 琳觀
迦陵頻伽(1998)
H45×W38×D38
江場 琳觀
黄不動(2001)
H58×W31×D25
江場 琳觀
聖観音(2008)
H50×W24×D21
安達 憲照
十一面観音(2008)
H43×W15×D15
木村 光秀
水月観音(2009)
H48×W48×D33
小久保 學妙
江場佛像彫刻所一門展
Exhibition : Sculptors from Eba Buddhist Sculpture Studio

■ 開催期間
  2009年 9月21日(月) ~ 9月27日(日)

■ 会場
  愛知県美術館ギャラリー(愛知芸術文化センター8階)D室
  〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2 
  TEL 052-971-5511 http://www-art.aac.pref.aichi.jp/

■ 開館時間
  午前10時 〜 午後6時(入館は閉館時刻の30分前まで)
  9月21日(月)は 午後1時〜開場
  9月25日(金)は 午後8時まで


■ 休館日         ■ 観覧料金
  9月24日(木)       無料

■ 主催          ■ 後援
  江場佛像彫刻所      中部日本放送 中日新聞社

■ 交通案内
  地下鉄東山線・名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅下車。
  オアシス21を経由して徒歩3分。 (オアシス21の地上階・地下階
  ともに、愛知芸術文化センターに接続する連絡通路がございます。)

  有料駐車場あり(愛知芸術文化センター 600台収容)


 飛鳥時代の仏教伝来と共に始まった日本の仏像
彫刻は、大陸から伝わった様式を独自の美意識で
昇華させ、およそ1400年のあいだ脈々と受け
継がれてまいりました。
しかし近年、宗教観の変化や、安価な輸入仏像の
登場によって事態は急変し、日本の仏師の多くは
鑿を置く選択を迫られていったのです。

 そんな中、江場琳黌は、飛鳥・平安・鎌倉時代
といった、仏教美術の高みに範を求め、その彫技
の研鑽を目指しました。
《手間ひまを惜しまない、 後世に残る仕事が
したい》 
それは、造り手の素朴で根源的な理想でした。
一体の仏像を造るのに、自分の技の精一杯を尽く
し、人様に喜んでもらう。
仏師仲間が次々と、利幅の大きい輸入仏像の卸売
業者へと身を転じていく中、こうしたスタンスを
貫いたのでした。

 琳黌は振り返ります。
「修行時代に鍛えた手技がなければ、お施主さん
のおっしゃる期日に応えられなかっただろう。」
しかし、「逸品ものを志していなければ、今日の
自分は仏師ではあるまい・・・。」
「安易に海外製品の監修などを引き受けていれば
自らの手で自分や弟子たちを圧迫した事であろう
・・・。」

 昨今、各地で開催される古仏の仏像展は一様に
盛況をおさめ、その評価は国の内外を越えたもの
となった。
長蛇の列のなかで憧れの仏像を想いながら、宗教
離れを叫ばれるお坊さん、
「そんな事ないですよ・・・。」 
「ちゃんと息づいておりますよ。」
そう言いたくなる。

 琳黌の踏み分けた道には、いつのまにか次世代
を担う者があとに続き、蕾(つぼみ)でありながら
既に、 その芳香を香らせています。
本展では、『江場 琳黌 』『江場 琳觀』をはじめ、
『故 平野 観學』 『安達 憲照』『木村 光秀』
『小久保 學妙』『石井賢司』の、門人5名とともに、約40点の作品をご高覧いただきます。
 彼らの芳醇な開花の時に想いを馳せ、
ご観覧の皆様のあたたかいご支援のあらん事を、
祈ってやみません。

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