「1000年スパンのものづくり」仏像と森
A MILLENNIUM'S CREATION:BUDDHA IN NATURE


先人の知恵を継承し日本の木の文化を守り伝えて行くことに責務を感じていた我々は
2005年開催の万国博覧会 愛・地球博 市民パビリオン にて
多くの理解者の協力のもと「1000年スパンのものづくり」と題し
発表の機会を得ることが出来ました。


 消費社会と呼ばれ、その大量生産、大量消費の構造が故に
様々な問題を内包する現代に於いて、ときに1000年を越えて伝えられる仏像は
我々に多くのヒントを授けてくれるのではないでしょうか?


 会場に於きましては仏像制作を一例に、日本人が守り伝えてきた「木の文化」をひもとき
循環型資源である木材を有効活用し、護り伝える人々の心がもたらす
「自然と調和し共存する暮らし」を皆様と共に考える場を目指しております。
 

道具類・ひな形・映像による長期展示、さらに3メートルの仁王像の公開制作や
仏師・林業家・宗教家による講演など“地球の授業”を実施いたします。
また、ご来場の皆様の想いを仁王像の端材から作った“木簡”に記入して頂き
完成後の仁王像胎内に保存することを計画いたしました。
現代のメッセージが、緑豊かな未来に届くことを願ってやみません。
 

 

 

- 展開 -

市民パビリオン 2F 対話ギャラリー

 

長期展示

7/4(月) 〜 9/25(月)

「1000年スパンのものづくり」を形成する様々な要素を、パネル・実際の道具などで展示し、寄せ木造りの工程を映像でご紹介いたします。
1000年もの時を越え護られてゆく“仏像”をとりまく営みをひもときながら、自然と共存する暮らしをめざして行きたいと考えます。

 

仁王像の公開制作

8/29(月) 〜 9/22(木)

像高3メートルの仁王像(制作中)を地球の授業スペースに持ち込み、先人の知恵の結晶と言える寄せ木造りの工程を実際に御覧いただきます。
この仁王像の端材を木簡(木の短冊)に加工し、ご来場の皆さんのメッセージを完成後の仁王像内部に納入いたします。 愛・地球博の皆様の“想い”は、いわば仁王像のタイムカプセル内で、大切に護り伝えられます。

 

各分野の専門家による講演

8/29(月)〜9/22(木)

宗教家 ・林業家・仏師による15〜20分程度の講演を下記の日程で行います。

彌勒寺   8/30 9/15
木曽管理署 9/10 9/11(午前)
池田木材  8/29 8/30             9/3 9/4 9/10  9/11       9/18 9/21 9/22
江場仏像彫刻所  8/29〜9/22 随時

 

 

愛・地球博 瀬戸会場 市民パビリオン

営業時間
2005年 7月4日(月) 〜 9月25日(日)
AM9:00 〜 PM6:00 (入館〜 PM5:30)


夏期営業時間
2005年 7月20日(水) 〜 8月31日(水)
AM9:00 〜 PM7:00(入館〜 PM6:30)

長久手・瀬戸会場間のアクセス
モリゾーゴンドラ(無料)約8分
会場間燃料電池バス(無料)約10分

協賛
池田木材(株)・(株)長谷川商店・(株)菱田屋・名古屋神仏具(有)
山中仏壇店・(宗)御嶽教敬真大教会・(財)名古屋瑞龍工芸技術保存振興会
(株)江場建築デザインハウス・(株)光映    順不同

協力
愛知映像制作事業協同組合・草仏会・木曽森林管理署・(宗)彌勒寺
江場佛像彫刻所・谷口晋也(文章監修)・尾形英雄(英訳)    順不同

 

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

終了いたしました

「1000年スパンのものづくり」仏像と森
プロジェクトリーダー 江場 琳黌・江場琳觀