第36回 草仏展 開催のお知らせ
第36回草仏展を開催いたします。
江場琳黌・琳觀の新作［不動明王］［弘法大師］［僧形八幡神］をはじめ
江場仏像彫刻所同人・仏像彫刻講座の受講生の作品、約70点を出品いたします。
本展では、江場仏像彫刻所にて3年に亘り制作しておりました、
4体一対の群像のうち完成した3体［不動明王］［弘法大師］［僧形八幡神］の展示を予定。
総高さ1.6mの立像の不動明王は檜材でつくられており、
淡彩色による着色の後に、さらに截金を施しました。
鮮やかな色彩を顕す肌は、目を凝らせば木目と彫刻刀のタッチを残しており、
檜のぬくもりと一刀一刀を運ぶ息遣いを感じ取ることができます。
彩色の上には、作業そのものが"作善"とされ、
膨大な手間と時間を要する繊細な截金文様が輝きます。
また、平安時代末期に考案された玉眼技法（ぎょくがん）の潤んだ瞳の表現も
尊像の存在感を際立たせており、おおいに本作の見どころとなっております。
頭部を前後に分解し、面の内側から玉（＝水晶またはガラス）の眼球を嵌入し瞳を描く。
玉眼の艶やかな表面
上記3点「毘沙門天」制作風景より
( 製作中につき展示予定はありません)
第36回草仏展ポスター 江場 琳黌・琳觀 「不動明王」
皆様のご来場、ご高覧を心よりお待ちいたしております。
